稽古の様子はTouTubeでご覧いただけます。
正座の部十一本、立膝の部十本、奥居合立膝の部八本をはじめとした形稽古を中心に、見た目の美しさだけでなく、刀礼等の諸作法や、古武術としての活きた居合術を追求し、習得します。
定例稽古の中では、形の中の動き一つ一つを入念に研究し、実戦に活かすための町井館長独自の解り易い術理を学ぶことができます。
二人一組で行う素手での稽古は、一見、体術稽古が中心のように映りますが、実際に刀を手にした状態と同じ動きで相手を倒すことができるだけの動きを備えた、極めて武術的な動きの稽古です。
また、刀のみでは理解しづらい理合や物理法則を、槍や薙刀などの武器を用いた稽古を通して習得します。
これら居合とは無関係のように思える稽古法が、修心流の術理、理合を習得するための大きな手掛かりとなります。
修心館では、真剣を使用した刃筋確認稽古を行います。(希望者のみ)
稽古には仮標と呼ばれる畳表を巻いて水に浸した物を使用し、上級者は普段の形稽古通りの動きが出来ているかどうか、初心者は諸手持ちで一振一振、しっかりと刃筋が立っているかを確認します。
刃筋確認は普段の形稽古が正しい形で出来ていれば、そう難しいものではありません。返業(かえしわざ)などの曲業であっても例外ではなく、的確なアドバイスのもと身につけることが出来ます。
近頃巷では、スポーツ化された曲斬りの稽古に明け暮れ、必要以上に身幅が広い刀を使用した道具頼りの試斬の流行など、本筋に外れた稽古が目立つようになりましたが、修心館では本来あるべき斬稽古の姿から逸れることなく、「ただ斬るだけの試斬」ではない「武術としての試斬」を追求し、純粋に古流居合を修練し極めることを目的とした斬稽古を心がけています。
入門直後であっても試斬稽古への参加が可能ですが、参加には真剣が必要です。
※道場での真剣貸与は原則行っておりません。
※試斬稽古に関するよくあるご質問は、こちらのページをご覧ください。